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福井でチェンバロを制作している杉原さんを訪ねました。
普段は中小企業の方やメーカーの方とお仕事をさせて頂いていますが、今回はめずらしく楽器を手作りされているお客様から部品製作のご注文をいただきました。
その楽器というのが「チェンバロ」というもので、ピアノのような形をしていますが、音を出す原理が全く異なる楽器なのです。楽器の製作工程を見せてもらえるということで、図々しくも工房におじゃまさせていただきました。
こちらが製作中のチェンバロ
チェンバロ(独: Cembalo, 伊: clavicembalo)は、鍵盤を用いて弦をプレクトラムで弾いて発音させる楽器で、撥弦楽器(はつげんがっき)、または鍵盤楽器の一種に分類される。英語ではハープシコード (harpsichord)、フランス語ではクラヴサン (clavecin) という。
Wikipediaより抜粋:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%AD
杉原さんは学生の頃吹奏楽部に所属し演奏する側にいらしたのですが、専門学校で楽器を作ることを体験し、クラフトマンに惹かれてチェンバロを製作する道に入ったとのことです。埼玉の工房で約2年ほど修行し、実家のある福井県の今庄(現南越前町)でチェンバロ製作を開始されました。
今回チタンクリエーターで製作させていただいたのは、クランクピン、バランスピン、チューニングピンの3つです。
それぞれ、チェンバロを構成する要の部品ということで、品質、精度とも満足できる仕上がりとのことでした。
クランクピン |
バランスピン |
チューニングピン |
製作中のチェンバロは全体の3〜4割まで進んでおり、完成は8月から9月頃を予定しているとのことです。
完成した暁には是非またおじゃまさせて頂いて、音色を聞いてみたいと思いました。
チェンバロ製作家:杉原 大輝(すぎはら ひろき)さん
〒919-0121 福井県南条郡南越前町合波22−24 090-4680-9117 hiro17m600@yahoo.co.jp |