ホーム > チタントピックス > チタンのうんちくコーナー~その1~
チタンのうんちくコーナー~その1~
チタンはどこでどの鉱石から採れるのか??
まず、真っ先に「チタンはどこの国で採れるのか?」コレを解決しよう!
もう答えを行っちゃいますね♪
世界の「チタン原料生産能力」の順ですと以下のようになります!
1位 「オーストラリア」
2位 「カナダ」
3位 「南アフリカ」
ちなみに、日本でチタンはまったく採れずその大部分を「オーストラリア」と「南アフリカ」から輸入しています。
それでは解説しましょう!
実はこのチタン(Ti)。 地球上に二酸化チタン(TiO2)という酸化物の状態で地球上のいたるところに存在しています!
例えば、海水浴で出かける海岸の砂浜で見かける、どちらかというと黒っぽい色をした砂の中にも多くはないけれども必ず含まれているものだそうです!
これには驚きです!!
しかし、ほんとうに海岸の砂浜からチタンが採れるか??
といったら、そう甘くはありません!
日本では1940年代のはじめ頃から、どこにでもあるような”砂鉄”からTiO2を取り出し、これから金属チタンを抽出しようとする研究が行われていたそうですが成功するまでにはいたらなかったそうです。
日本には5〜15%のTiO2を含む砂鉄が広範囲にしかもほぼ無尽蔵に存在しているのですが、チタンの精錬に使える、工業的、経済的に成り立つ鉱石はまったく存在していないんです(涙)
だから、二酸化チタン(TiO2)が濃縮された状態で存在しなければ鉱石とはいえないんですね。