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64チタン合金(Ti-6AL-4V)
Ti-6Al-4V合金はα相とβ相の特徴をバランス良く組み合わせた合金であり、その代表例です。
延性、靭性を備えつつ高強度化が図れ、加工性、溶接性にも優れているため、
最も多く使用され、チタン合金の約70%を占めています。
【Ti-6-4 機械的特性】
熱処理条件 | 引っ張り強度(N/mm2) | 降伏強度0.2%(N/mm2) | 伸び(%) | 規格 | |
Ti-6-4 | A(焼鈍) | 895~ | 825~ | 10 | ASTM GR5JIS60 |
STA(溶体化+時効) | 1140~ | 1070~ | 10 | ||
Ti-6-4ELI | A(焼鈍) | 825~ | 755~ | 10 | ASTM23,JIS60E |
【Ti-6-4 物理的特性】
ヤング率 (Gpa) |
比重 (gr/cm3) |
融点 (℃) |
熱伝導率 (cal/cm ℃sec) |
線膨張係数×10-6 (℃-1) |
|
Ti-6-4 | 111 | 4.43 | 1540~1650 | 0.018 | 8.8 |
主な使用用途
航空機部品、医療(インプラント、人工骨など)、自動車部品、バイク部品、ゴルフクラブヘッドなど