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チタンのうんちくコーナー~その2~

つぎはチタンはどの鉱石から取り出されるのか?について勉強しよう♪

前回の話では、「二酸化チタン(TiO2)が濃縮された状態で存在しなければ鉱石とはいえない」 ということでしたね。では、TiO2が濃縮された状態で存在する鉱石は??というと以下の2種の鉱石になります!

ルチル(rutile)
イルメナイト(ilmenite)

このうち”ルチル”はTiO2を主成分とし、その含有量(鉱物成分のうちTiO2の占める割合)は約95%です。
ということは”ルチル”という鉱石は、ほとんどがTiO2となるわけです( ゚Д゚ノノ”☆パチパチパチパチ

しかーし…

この”ルチル”はチタンの鉱石としては非常に望ましい鉱石なんですが、非常に残念なことに、資源的には埋蔵量が少なく、その上、これまでにかなりの量を掘り尽くされてしまったんです(涙)
そのため、現在使われているチタンの鉱石は、イルメナイトをTiO2の含有率が90%にまで引き上げた”合成ルチル”とイルメナイトから酸化鉄を分離した”チタンスラグ”と呼ばれるものが大部分を占めています!

では、ちょっと小難しいですが、チタンの鉱石となる”合成ルチル”と”チタンスラグ”この2つの鉱石はどのように作られているのか?というと

合成ルチル

イルメナイトを弱還元した後、
鉄分を酸によって溶出除去することによって作られます。

チタンスラグ

チタンスラグはイルメナイトと石炭を電気炉にいれて加熱し、
鉄分を銑鉄、TiO2をスラグとして分離することで作られます。

また、日本はチタンの鉱石の大部分を「オーストラリア」と「南アフリカ」から輸入していますが、それは、両国ともチタンの鉱石を海岸近くから産出し、イルメナイトを化学処理して”合成ルチル”としたり石炭と共に電気炉で加熱して”チタンスラグ”を得るといった高品位の作業やその後の輸出のための船積みには都合の良い条件が整っているからなんですね♪

ヘェ─ヾ(゚Д゚)(゚Д゚)(゚Д゚)(゚Д゚)(゚Д゚)ノ─ッッ!!!

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